もうすぐ梅雨明け。暑さはもう本格的。
夏です。
今年の夏、怖い小説、どんどん紹介していこうかなと思ってます。
今回は
「墓地を見下ろす家」小池真理子著
まずは簡単にあらすじを。
理想のマンションだった。周りにお墓がありさえしなければ…。引っ越してきた一家を襲うマンションでの不思議な出来事。次々に引っ越してでていく住人たち。地下で起こった恐ろしい不可思議な現象。とうとう逃げ出すことを決意する彼らだが、やがて本物の恐怖が一家を襲う。
題名からして、まずそんなところ買っちゃダメでしょって感じです。それと呪いが家に降りかかり、そこに住む家族に災いが降りかかる、そういうお話だと分かると思います。
よくある感じといえばそうなんですが、ですが、恐ろしい。
マンションで起こる不可思議なことが、これまたゾクゾクとする怖さ。
そして本当の恐怖は、他の住人も出ていき、彼らもとうとう逃げ出すことを決意したその後から始まります。
そこからの展開は結構絶望的な感じです。
恐ろしいですよ。怖い話を読みたい人は是非。