暑いです。まさに地球沸騰時代。
7月に入り、いよいよ本気を出してきたなというとんでもない暑さ。
そんなこへからまだまだ続くであろう暑い夏を少しでも涼しく。
怖い本紹介します。
「祝山」加門七海著
怖かったです。リアルな怖さというのでしょうか。
はっきり幽霊が出てきたり残酷なシーンが連発するわけでもない。
けれど、もしかしたら確かに何か良くないものがそこにいる、そして、ただ運が悪かったわけじゃなくこの事故は呪いなのかもしれないという怖さ。
簡単に言ってしまえば、霊感のない私でも体験するかもしれないと思える怖さ。
友人の言動がその時から明らかにおかしくなるとか怖くないですか?
話は著者の実体験に基づいて書かれたものだそうです。加門七海さんの本、初めて読みましたがホラー作家さんなんですね。
簡単にあらすじを。
ホラー作家鹿角の元に旧友からメールが届く。
なんでも仲間とある廃墟に肝試しに行った時から奇妙なことが起きているという。鹿角はネタになればと思い旧友に会いに行くことに。
その時から鹿角自身もある呪いに巻き込まれていく。
彼女はその呪いの元になることを調べていくのだが、それは山、呪山が元凶であることを突き止める。
旧友のおかしな言動。そして旧友の店で体験する恐怖。さらには仲間の1人が事故に会い…。
じわじわと蝕まれていくような怖さが体験できますよ。
怖い話が好きな人、ゾワゾワとした恐怖を味わいたい人、おすすめです。